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DTMを始めるのに必要なパソコンは?
まず最初に考えるのはパソコン選びです。
可能ならスペックは高い方が良いですね。
しかしスペックが上がるに連れて高額になっていきます。
デスクトップでもノートでもどっちでもOKですが、数値的に同じ処理機能でもデスクトップの方が速度が早いです。
非力なパソコンでもDTMが出来ない訳ではないですが、処理スピードが追いつかなくて作業がスムーズにいかない時があります。
そこはお財布と相談してください。
正直DTMは始めの一式を揃えるのにある程度お金がかかる事の覚悟が必要です。
【推奨スペック】
●CPU Intel® Core i5 プロセッサー以上
●メモリ 4GB RAM以上
●ストレージ インストールに15GB以上のディスク空き容量が必要
CPU

DTMではリアルタイムに音を録音、プラグインエフェクトで処理するのでそれなりの
CPUの性能が必要になってきます。
高性能なCPUになるにつれて、値段も上がっていきます。
PCの脳みそ的な部分です。
メモリ

メモリは短期的に記憶する為の領域です。
DTMではソフト音源、トラック数など記憶しておかなければならない容量が多いので、
メモリのサイズが多い方が有利です。
ストレージ / SSD / HDD

ストレージはデータを保存しておく領域です。
●HDD(ハードディスクドライブ)
回転式のオーソドックスなストレージ。
●SSD(ソリッドステートドライブ)
フラッシュメモリなのでデータの転送が高速ですがとても高価。
Windows ? Mac ? どっち?

正直どちらでも構わないです。
ただ、外部スタジオとの互換性など色々な面で考えるとやはりMacの方がシェア率は高いですね。
どのプロユースのスタジオも基本はMacベースです。
自宅のPCで完結してしまうなら気にしなくても良いでしょう。
オーディオインターフェース

オーディオインターフェースとはパソコンに音声信号を入出力するための機械です。
楽器を録音する際の入力端子が装備されているので宅録を目指している人には必須アイテムです。
アホほどあるオーディオインターフェースの種類から選ぶのはかなり大変です。
まずはどんな環境で使いたいのかを考えてみましょう。
【ギターや歌などで入力が1チャンネルで足りてしまう場合】
●インプット 2チャンネル
●アウトプット 4チャンネル
ほどの小型インターフェースで事足りるでしょう。
【ドラムなど同時に何チャンネルも録りたい場合】
●インプット 16チャンネル
●アウトプット 8チャンネル
ドラムなのどアコースティック楽器にマイクを沢山立てる時は、
それなりに入力も豊富なインターフェースが必要になってくるでしょう。
メーカーごとのインターフェースの違い
これはメーカーごとにかなり違いがあります。
●AD/DAの精度が良いもの
●独自の特殊能力を装備したもの
安いものと聴き比べればすぐ違いがわかります。
この精度が高いものは音が良くて値段が高いです。
レベルが上がって機能的に満足できなくなったら、機材のレベルも上げれば良いでしょう。
DAWソフト

結局どれも同じような波形編集ソフトで、最終的には2chステレオで再生されるデータになります。
ただ、それぞれのソフトによって特徴があったり。
あとはWindowsだけ対応、Macだけ対応などなど。
正直こんなに沢山ラインナップがあったらどれにすればいいか迷ってしまいますね。
レコーディング向き
PROTOOLS

レコーディング世界標準のソフトなだけあって、プロの現場はほぼPROTOOLS。
外部スタジオとの互換はこのソフト以外ないでしょう。
このPROTOOLSはレコーディングに特化しているので、正直作曲にはあまり向いてない気がします。
デフォルトで収録されているシンセ音源やプラグインエフェクトもあまり満足できないでしょう。
しかし、将来レコーディングエンジニアとかを目指すのであれば、このソフトの知識が絶対に必要になります。
作曲向き
LOGIC / CUBASE / STUDIO ONE

MIDIの操作、編集機能、デフォルト音源的にバランスが良いです。
これからDTMを始めるならこの3つをオススメですね。
EDMに特化
LIVE / FL STUDIO

作る音楽がEDMに特化しているならこの2択でしょう。
外付けハードディスク

PCのハードディスク内でクリエイティブ作業をするとなると、DTMに限らずかなりの容量を使用してしまいます。
そのデータの倉庫の役割をしてくれるのが外付けハードディスク。
ハードディスクは、パソコン以外にもHDDレコーダー、ゲーム器、WEBサーバーなど様々な機器で使われています。
どれも同じハードディスク。
プログラムやデータをハードディスクに長期的に保存できます。
本格的なDTMをする人は十分な空容量が必要になるので、1台は持っておいた方がよいでしょう。
もちろんDTM以外でも使えるから、大きめの容量のものを1台持っておくだけで色々便利です。
モニタースピーカー

住んでいる環境によっては鳴らせないかもしれませんが、楽曲制作では必ずあった方が良いでしょう。
特にミックス作業などではしっかりしたモニター環境が必要になります。
部屋のサイズや吸音具合などで、設置できるスピーカーが変わってくるので、
スピーカーの特性をしっかりと理解した上での導入をオススメします。
MIDIキーボード

DTMをする上でMIDI(ミディ)という言葉が頻繁に出てきます。
『音を鳴らすための信号』
このMIDI自体に音があるわけではなくて、このMIDI信号を使ってソフトウェアの音や外部音源の音を鳴らします。
DTMをやっていく上で必ずあった方が便利です。
まとめ
●パソコン
●オーディオインターフェース
●DTMソフト
●外付けハードディスク
●モニタースピーカー
●MIDIキーボード
この6点を揃えるとスムーズにDTMが始められます。
初めは安いものからのスタートで良いと思いますが、後々すぐに買い替えたくなるでしょう。
オススメする初期装備
DTMを始めるのに僕視点でオススメの初期装備を紹介します。
PC

【13 or 15 インチMacBook Pro】
- 第7世代の2.5GHzデュアルコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.0GHz)
- Intel Iris Plus Graphics 640
- 16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ
- 512GB SSDストレージ
- Thunderbolt 3ポート x 2
- バックライトキーボード – 英語(US)
【Macベース】
これくらいのスペックがあると余裕を保ちながらクリエイティブな作業ができますね。
外の持ち運びの事も考えるとノートPCがオススメです。
¥241,800 (税別)
オーディオインターフェース

【UNIVERSAL AUDIO APOLLO TWIN MKII DUO】
エフェクトを掛け録りできて、インターフェース自体にDSPを装備しているAPOLLOシリーズが宅録向きですね。
こちらDSPの数によって値段が大幅に変わってきます。
今回のエントリーはミドルレンジのモデル。
¥97,220(税抜)
DAWソフト

【LOGIC PRO X】
とにかく安くて、Macとの互換性も良く、内蔵音源が豊富なLOGICをオススメします。
¥23,800(税抜)
外付けハードディスク

【LaCie HDD 外付けハードディスク 6TB d2 Thunderbolt3】
これくらいの容量があればもう心配ないです。
LaCie製のHDDが一番安定しています。
¥57,116(税抜)
スピーカー

【ADAM AUDIO A7X】
これくらいのサイズでADAM AUDIOならかなり本格的な作業までこなせると思います。
実際に聞いた事もありますが、一番部屋で鳴らしやすいサイズですね。
【1本】¥59,800(税抜)
その他
●MIDIキーボード
●ケーブル類など
総合で+¥50,000くらい見とけば良いでしょう。
まとめ
合計で¥589,536(税別)
なんと高額…!!
【初めは安いものからのスタートで良い】と言いましたが、
あくまでこのセットアップは僕視点でストレスなく作業するためのラインナップなので、
参考程度にお願いしますw
●PC性能をケチる
●インターフェースをケチる
●DAWソフトはケチれない…
●外付けHDDはケチる
●スピーカーはもっとショボいものでもいい…
僕も初めはこんな感じにケチって購入していました。
しかし、高度な作業を目指すとすぐに限界がきますw
すぐに買い替え買い替え買い替えの連続でした。
やはり高額でも最初にしっかりしたスペックのものを導入したほうが、最終的に安くすんだと思います。
初めにかかる費用がでかいので、中古を気にしなければ
【ヤフオク】【ソフマップ】などで探すのもありですね。
状態の良いものがゴロゴロ出てくるので、少しでも出費を抑えたい方にはオススメです。
●僕の使っているDTM機材も参考になれば嬉しいです。
